ご利用案内

血液内科

急激な高齢化とともに、血液内科の患者さまもご高齢の方が急増しております。特に、骨髄異形成症候群の増加が目立ちます。以前は、人口10万人に当たり、4~5人とされていましたが、実態は70歳を超える中では、人口10万人当たり、75人と想定され、約10倍に増加しています。高齢者の白血病の中で、この疾患群が大きなウエイトを占めるようになって参りました。

ご高齢の方の治療は、ガイドラインなどによる一定の治療が困難です。患者さまの体力の不均一及び、複数の病気の既往もあるため、それぞれの患者さまにより、加療を変える必要があるためです。

患者さま、ご家族の皆さまのご希望は様々です。可能な限り、患者さま、ご家族の皆さまに寄り添った治療を目指しております。

診療方針

guidance3_2診断をつけるために血液を調べたり、血を造っている骨髄に針を刺して骨髄液を採取したり、あるいは腫れているリンパ節を切ることもあります。近年、老人性血液腫瘍が急激に増加しています。当院では主に老人に多い白血病・多発性骨髄腫・非ホジキンリンパ腫の患者さまが多く(ご高齢の方に多い傾向です)、患者さまに適した個別的な治療方法をとっております。

対応疾患

白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などの悪性腫瘍、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群、鉄欠乏性貧血などの貧血症、出血を起こす病気など

特に、血液三大腫瘍と言われるものに、

  1. 多発性骨髄腫とサリドマイド ※当院におけるサリドマイド療法の治療結果はこちら
  2. 老人性白血病とCAG療法
  3. 悪性リンパ腫とCHOP療法

があります。

担当医

石山 泰二郎(名誉院長)

出身大学
長崎大学医学部
専門分野
血液内科
取得資格
医学博士
日本血液学会代議員
日本臨床免疫学会評議員
日本内科学会認定内科専門医
日本血液学会専門医
HIV指定医
呼吸不全指定医
経  歴
1984年1月  順天堂大学医学部内科助手
1988年10月  江東病院内科医長
1990年8月  昭和大学血液内科講師
1996年2月  マサチューセッツ総合病院
(ハーバード大学)研究員
1997年4月  昭和大学血液内科講師
2012年6月  横浜鶴ヶ峰病院院長就任
2020年6月  横浜鶴ヶ峰病院名誉院長就任
※名誉院長 石山 泰二郎の関係著書一覧はこちら

佐野 友紀(木曜日 PM)


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