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呼吸器科

治療方針

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気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫症)、長引く咳(慢性咳嗽)、間質性肺炎(肺線維症)、慢性呼吸不全など呼吸器疾患の精査、加療を行っております。気管支鏡や外科的肺生検など侵襲の加わる検査やドレナージ、手術を要する治療、入院に関しましては、高次医療機関へご紹介させて頂いております。

※コロナウイルス感染症流行の為、当面の間呼吸機能検査は控えさせて頂いております。

ご相談の多い症状

○気管支喘息

遺伝的素因とアレルギー物質(ダニ・ハウスダストなど)や環境因子が関連して気道に慢性炎症が生じます。その結果として気道過敏性の悪化と可逆性の気道狭窄をきたし、繰り返す咳嗽・喘鳴・呼吸困難を発症する疾患です。診断には症状や経過の確認とともに呼吸機能検査、喀痰検査などにより行います。吸入ステロイド剤を中心とした薬物療法を行いますが、重症例には生物学的製剤による治療も相談させて頂いております。

 

○慢性閉塞性肺疾患(COPD)

タバコ煙を中心とする有害物質の吸入により肺の炎症が生じ、気道の狭窄、気道の分泌物増加や肺胞の破壊(気腫性変化)が起こり、慢性進行性の閉塞性呼吸障害をきたす疾患です。症状は労作時を中心とした呼吸困難や咳・痰を特徴としますが、これらの症状に乏しいこともあります。胸部CTや呼吸機能検査による診断を行い、気管支拡張剤の吸入療法を中心とした治療を行います。

 

○睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に無呼吸(10秒以上の口と鼻での気流停止)や低呼吸が繰り返され、睡眠の分断化、深睡眠の減少により、倦怠感や日中過度の眠気を伴い、仕事(特に運転手)に支障をきたすことが問題となります。自覚症状に乏しく、検査を行うことで判明する方もいらっしゃいます。生活習慣病(高血圧症、高脂血症、高尿酸血症)への悪影響や心疾患・脳血管障害の危険性に関連があるとされております。当院では簡易ポリソムノグラフィーを行っており、これにより睡眠時無呼吸症候群の精密検査が必要な場合には、専門医療機関へ紹介させて頂いております。

 

○非結核性抗酸菌症

近年、増加している呼吸器感染症で、中年女性に発生される度合いが高いとされる抗酸菌感染症です。結核菌とは異なり、人から人へ感染することは有りません。初期は自覚症状を認めず、健康診断で発見されるケースが多いです。病変の拡大とともに咳や痰・血痰、呼吸困難といった症状を呈します。胸部レントゲンや胸部CT検査にてこの疾患が疑われた場合には、喀痰検査にて菌の検索を行います。診断確定後、症状や経過次第で薬物療法を行います。

 

担当医

昭和大学藤が丘病院 呼吸器科医師 (火曜日PM・水曜日AM・木曜日AM )


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