免疫療法

図3当院では、がん治療法の1つとして、免疫療法(養子免疫療法、活性化自己リンパ球移入療法)を行っております。

<NK細胞による免疫細胞療法の治療効果>

  1. 肺がん、肝臓がんなど再発率の高いがんの術後再発率を低下させます。すなわち微小転移巣を消滅させる効果によります。
  2. 免疫細胞の単独投与でも効果はみられますが、抗がん剤や放射線との併用は治療効果を増強し、進行がんであっても年単位に寿命を延長する可能性があります。その際、抗がん剤や放射線による副作用を軽減します。(嘔気、嘔吐の軽減。白血球低下の軽減。皮膚症状、脱毛の軽減)
  3. 体を元気にする治療です。患者さまは元気になり食欲が増し、生活の質(QOL)が向上します。
  4. 風邪、インフルエンザなどの感染症に罹患しにくくなり、体力低下を防止できます。

さらに、患者さまは辛くない治療を行うことで希望を持って生活できますので、日常生活を楽しみながら、安定した精神状態を維持できます。
このことによって、さらに患者さまの免疫力は上昇し、病状に好影響を与えることになります。

<副作用>
これまでの当院の経験や他院の調査では副作用は発熱のみであり、その他の重大な副作用は認められていません。

免疫について重要な原則があります。それは、免疫力は強すぎても弱すぎても問題で、バランスが大切です。免疫力が弱すぎれば癌が発生しやすくなります。また、免疫力が強すぎると体には広範な炎症を生じ、様々な臓器を攻撃して損傷し、時に致命的なダメージを与えることもあります。

免疫治療を実施するときには、強化と抑制のバランスを考慮する必要があります。NK細胞療法は、副作用が発熱程度であり、免疫力上昇の割りにマイナスが少なくバランスがいい治療法と言えます。

例えば、患者さまから「私は、前立腺がんの全摘手術後、放射線療法、抗がん剤治療を受けました。その後、体力、気力が衰え、肺に転移が見つかりました。活性化自己リンパ球による養子免疫療法による治療を受けることにより、 体内エネルギーが充実してくるのがわかりました。レントゲン検査により肺転移の病巣が半減していました。私の場合、副作用はありませんでした。現在は病気と共存しながら普通に生活しています。」というお声をいただきました。

ここからもおわかりのように、この治療の特徴としては、

  1. 医学的に見て、理にかなっている治療であること
  2. 外来治療が可能であること(通院ですむ手軽さ)
  3. 副作用が少ないこと、等が挙げられます。

ただし、現段階では、すべての患者さまにこのような経過をたどるとは限りません。効果は病例ごとに、差が見られるからです。

当院においては、患者さまより先ず40mlの採血をさせていただきます。その血液よりリンパ球を分離させ、その後、体外で活性化させ、増殖を行います。
2週間目以降に来院いただき、このリンパ球を静脈より点滴で患者さまご本人に戻します。それを2週間ごとに継続します。 その5回を1クールといたしますので、約2ヶ月半の治療が基本となります。その後は患者さまのご希望により、治療経過を含め、継続するか否かをご相談によって決定いたします。
現在、この活性化自己リンパ球移入療法は、厚生労働省により、再生医療等提供計画書の認定の下で実施しています。

横浜鶴ヶ峰病院では、がん患者さまの要望に沿うべく、患者様負担費用の軽減に努め自由診療にて、白血病を除く、ほとんどすべてのがんを対象に施行させていただきます。

ご希望の方は、下記までお問い合わせください。
電話 : 045-371-0376 免疫療法 担当まで

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