PRP療法

横浜鶴ヶ峰病院では2020年 9月~PRP 療法 を開始しました。

PRP療法の基礎知識

血小板はかさぶた作り、組織が壊れた後の修復に役立つ。

血小板から放出される成長因子やサイトカインが「組織修復効果」「抗炎症効果」を有する。

血小板の多い血漿を作成し、組織の修復力を促す治療が PRP 療法 です。

当院でのPRP療法

膝関節内に投与する第二種再生医療だけではなく、スポーツ外傷を含む筋肉、腱、靭帯損傷および慢性炎症の療法 を行う第三種再生医療も認可を受けて提供しています。
実績

当院でのPRP 療法

横浜鶴ヶ峰病院付属予防医療クリニック内には細胞培養加工施設があります。
採血、遠心分離、PRP 採取、 PRP 投与が同一施設内で実施可能。
低コストでの提供、即日対応が可能です。

PRP治療に係る費用

PRP価格変更のお知らせ
物価上昇の影響等からPRP療法の価格を変更します。
期日と対象:2024年4月1日以降に実施した方

・第二種 50,000円(税込み)
・第三種 30,000円(税込み)
※第二種とは変形性膝関節症に対する膝関節内投与などが該当します。
※第三種とは筋腱付着部炎や靱帯損傷などに対する関節外投与が該当します。

自由診療に係るリスク・副作用等に関する事

PRP療法による副作用は少ないですが、関節・筋肉・腱などの組織に直接針で刺してPRPを注入するため、治療中と治療後に痛みを感じることがあります。
ただし、PRP療法によっておこる副作用は、ご自身の血液成分の一部を注入するため、いわゆる副作用といわれるものはないと考えられます。

国内の承認医薬品等の有無

PRP療法は、日本国内で承認された医薬品ではありません。ただし、PRP療法は、再生医療等の安全性の確保等に関する法律に基づき、認定再生医療等委員会の意見を聴いたうえで
再生医療等提供計画を厚生労働大臣に提出~承認されることで、治療が行われています。

諸外国における安全性等に係る情報

諸外国においては、PRP療法が安全であるとされています。例えば、アメリカでは、PRP療法はFDA(米国食品医療品局)によって承認されておらず、
医療機関によっては保険適用外の自由診療となる場合がありますが、安全性に問題があるという報告はありません。
また、欧州でも、PRP療法は安全であるとされています。欧州再生医療学会(ESGCT)は、PRP療法が安全であるとの見解を示しており、欧州の多くの国々でPRP療法が行われています。

PRP療法の流れ(受診~施術まで)

  1. 横浜鶴ヶ峰病院 整形外科にて診察を受ける。
  2. 医師の診察、説明を受け同意書を受け取る。
診察
時間
    火曜日  (毎週)
    9:00~12:00
  水曜日  (毎週)
14:00~16:00
金曜日  (毎週)
14:00~16:00
月曜日、木曜日、土曜日 なし
担当 横浜鶴ヶ峰病院 整形外科 武藤(病院長)
手続き 事前に横浜鶴ヶ峰病院での診察要
説明、予約、同意書などは横浜鶴ヶ峰病院にてお渡しします。
  1. 指定日時に横浜鶴ヶ峰病院付属予防医療クリニック
    免疫療法室にて受付を行う。説明・同意書提出。
  2. ご本人様の血液20ccを採取。
    機械で血液を遠心分離機にかけPRPを作成。
    (採血後1時間)
  3. PRPを痛みのある部位に医師が注射し完了。
受付 第2、4月曜日(祝日除く) 午後13時~15時
担当 横浜鶴ヶ峰病院 整形外科 武藤(病院長)
実施場所 横浜鶴ヶ峰病院付属予防医療クリニック
(鶴ヶ峰駅 ココロット 5階)
施術内容
  1. 看護師による20mlの静脈採血
  2. 遠心分離機にてPRP作成
  3. 医師による関節注射
所要時間 約1時間でPRP作成
※再生医療新法 2014年~施行
PRP療法は、再生医療の範疇に含まれます。そのため、事前手続きが必要であり、手続きをせず再生医療等を提供又は再生医療等で使用する特定細胞加工物を製造した場合は、法律違反となり、罰則が適用されます。(厚生労働省HPより一部抜粋)
PRP療法の詳しいご案内はこちらからダウンロードできます。

臨床現場での PRP療法

変形性膝関節症に対する PRP療法 の位置づけ

フロー

変形性膝関節症に対する PRP膝関節内注射の効果

関節変形を防ぐために早期導入
間葉系細胞
療法との併用
骨切り術など手術との併用
当院では自前の施設でPRP作成が可能です。安価で安全な PRP療法を広げていけたらと考えております。